代襲相続
代襲相続とは、被相続人の死亡より前に相続人が亡くなっていた場合、その方の子どもや甥・姪が代わりに相続人になることです。代襲相続による相続人を代襲相続人といいます。
代襲相続人となれるのは、亡くなった相続人の直系卑属にあたる者、つまり子どもと孫です。また、その方の甥・姪も代襲相続人になることができます。
以上の2つは相続人の死亡による代襲相続ですが、相続人が生きている場合でも代襲相続が行われる可能性があります。それは、相続人が相続欠格、相続廃除にあたる事例のときです。
相続欠格とは、相続人が犯罪行為を行うことで相続する権利を失うことです。以下のような例があります。
・被相続人を殺害した、もしくは殺害されたことを警察に報告しなかった
・遺言書を不正に作成または修正した
相続廃除とは、被相続人が生前に対象となる相続人の権利を失わせることです。以下のような例があります。
・日頃から良からぬ行いが多かった
・被相続人に暴力を振るっていた
・被相続人に罵声を浴びせた
ここで注意しておきたいポイントがあります。それは、相続人の相続放棄によって代襲相続になることはないということです。相続を放棄すると、元々相続する権利がなかったことになります。そのため、代わりに代襲相続人が相続することができませんのでご注意ください。
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湯浅 恭吉Yasuyoshi Yuasa
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- 所属団体
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- 千葉県弁護士会
- 経歴
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- 渋谷教育学園幕張高等学校 卒業
- 慶應義塾大学経済学部経済学科 卒業
- 東北大学法科大学院 卒業
- 平成20年 弁護士登録
- 平成29年 千葉成田法律事務所設立
- 平成31年度 千葉県弁護士会常議員
- 平成31年度~現在 千葉地方裁判所・八日市場簡易裁判所 民事調停委員
- 令和3年度 千葉地方裁判所・八日市場簡易裁判所 司法委員