相続

財産を持っている方が死亡すると相続の期間が始まり、その財産を受け継ぐ人に承継されます。財産を渡す側を被相続人、受け取る側を相続人と呼びます。

相続の種類は、プラスの財産、マイナスの財産に分けることができます。
プラスの財産は預貯金、不動産、動産、株式など相続人にとって利益になる財産のことです。マイナスの財産は、債務、借金など相続人にとって負担になる財産のことです。その他にも、みなし財産といって被相続人が死亡したことによって生じた財産も含まれます。

そして財産が確定すると、相続人は以下から相続方法を選択することになります。

1.単純相続･･･プラスの財産とマイナスの財産どちらも相続する方法
2.限定承認･･･マイナスの財産をプラスの財産で清算し、残った財産を相続する方法
3.相続放棄･･･全財産を相続しない方法

一般的に、相続人は法律で定められており、法定相続人という名称があります。法定相続人の対象者は、配偶者、子ども、両親、兄弟姉妹など被相続人と親しい間柄の者です。法定相続人は、順位によって相続する財産の程度が異なります。

「第一順位」
配偶者と子どもです。子どもが複数人いる時には、配偶者と子どもで2分の1ずつ分配したものをさらに人数分わけることになります。子どもがすでに死亡している場合は、孫が法定相続人となります。

「第二順位」
両親です。第一順位にあたる者がいない時、両親が遺産を承継します。両親がどちらも死亡している場合、祖父母が法定相続人となります。

「第三順位」
兄弟姉妹です。第一順位と第二順位にあたる者がいない時、兄弟姉妹が遺産を承継します。

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