慰謝料・損害賠償

■交通事故における慰謝料と損害賠償
交通事故における損害賠償の一種として、慰謝料というものがあげられます。
また、この慰謝料も「入通院慰謝料」「後遺障害慰謝料」「死亡慰謝料」という３つに分けられます。
それぞれについて以下にご紹介いたします。

〇入通院慰謝料
これは、被害者が入通院にかかった費用に対して請求できる慰謝料をいいます。

〇後遺障害慰謝料
これは、被害者が交通事故障害を治療したにもかかわらず障害が残ってしまった場合に、後遺障害として請求できる慰謝料をいいます。

〇死亡慰謝料
これは、被害者が死亡してしまった場合に遺族が請求できる慰謝料をいいます。

■慰謝料の決定方法
上記のような交通事故慰謝料には様々な決定方法がありますが、その中でも主な基準として以下の三つの基準があげられます。

〇自賠責基準
〇任意保険基準
〇弁護士基準

これらはそれぞれ交通事故慰謝料金額の基準を示したものであり、自賠責、任意保険会社、弁護士のどれが事故の損害を主張するかにより、同じ事故でもその慰謝料は異なることとなっています。
具体的には、自賠責から弁護士へと慰謝料金額は高額になっていきます。
すなわち、自賠責保険という自動車の所有者が強制的に加入される保険や、自動車の任意保険の会社に任せていては、弁護士がその事故を担当するよりも低い金額でしか慰謝料は得られないということになります。
そして、その差としては、自賠責や任意保険の基準にのっとって得られる金額よりも、弁護士基準によって得られる慰謝料金額が２～３倍多いということが少なくありません。
そのため、交通事故が発生した場合には弁護士に相談することが必要不可欠といえます。

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